ついにトランプが大統領になってしまいましたねー。
昨日の日中、トランプ優勢のニュースが伝えられると一気に円相場は円高、日経平均株価は下落しました。
でもブレグジットの時もそうでしたが、こういうときは投機筋が動くので急激に乱高下しますが、少し時間が経てば調整が入るものなので、FXとか株のデイトレをやっている人以外は一喜一憂しても意味がないかなと思います。
実際日本時間で一夜明けると、円相場も株価もあっという間に反発して元に戻ってしまいました。
そういった短期的な動きは無視して良いと思うのですが、長期的にどうなっていくのかということはウォッチしていた方が良いと思います。
例えばトランプはドル安政策をとるといわれています。
これまでアメリカの金融政策は緩和をやめて利上げをしようとしていました。
アメリカが利上げをするとどうなるか?
通常は金利が高い通貨が買われるので、ゼロ金利の日本に対してドルの方が高くなる、つまり円安ドル高になるといわれていました。
しかしもし本当にトランプ大統領がドル安政策をとるとしたら、真逆の流れになっていくことになります。
日本ではいまだに輸出企業が好景気=日本経済は好景気という図式で考える人が多いので、ニュースでは円高ドル安に対して悲観的な報道がされることが多いです。
しかし少なくとも私のような輸入事業者にとっては円高は良いことしかありません。
また輸入事業者だけではなく、本当は一般消費者にとっても円高の方が良いことが多いのではないかと私は思っています。
円高だと生活費が下がりますし、海外旅行にもっと行けるようになります。
そもそもデフレが諸悪の根源のような報道のされ方が多いですが、本当にそうなんでしょうか?
これ以上この話に深入りすると長くなるのでやめますが、トランプ大統領がドル安政策をとるなら個人的には歓迎ですね~
でも懸念もあります。
世界各国がどんどん内向きになっていることです。
近年はグローバル化ということが言われていましたが、トランプ現象にしてもブレグジットにしてもグローバル化のひずみが表面化してきています。
日本でも海外から来る人たちが増えるなかで、それに反発する人もこれからさらに増えるでしょう。
しかし日本のような島国が世界で生きていくためにはグローバル化は前提条件だと私は思っています。
なので、最近の世の中の動きはちょっと嫌な方向だなあと考えています。